地雷部-Log

地雷部(@jira1bu_777)ブログ班による部の活動記録です!

#地雷部Log Vol.5(前編)突き詰めろ!デュエマの可能性!~Q.有限で最も大きいクリーチャーのパワーは幾つか?~

■初めに


この記事を書くにあたって、全面協力及び監修に携わったαrufα φluwind(@F_arufa )氏と分かりやすい動画を作ってくださった帽子氏(@hat_dm)に多大なる感謝と敬意をここに表明致します。
誠にありがとうございます。


■前置き


デュエル・マスターズ
それは単純でありながらも奥が深く、素晴らしく整えられたゲームデザイン、フレーバーデザインが設計されていながらも

すご~く、バグを起こす。


さて、読者の方々には上の前置きを頭の片隅に入れて貰いながらも、今回のテーマを掲げようと思う


それはズバリ、パワーだ。


パワーとはもちろん、主にクリーチャーカードの左下に描かれている、だいたい4桁以上の数値のことである。

筆者は以前、そのパワーの限界に挑戦した記録を個人ブログで記したことがある。

mappochuris.hatenablog.com


↑最近の記事だとこれなので、その軌跡を読んで頂けたら感謝感激雨霰の次第で御座います。


では、なぜこの話題を今になって出したのか

勘のいい読者であればお気付きだろう。

去る2021年6月26日より発売されたカードパック「禁時王の凶来(ミラクル・フォービドゥン)」にて、デュエマにおける最大有限パワーの桁数を跳ね上げさせるようなカードが新たに収録されたからである。


《アアルカイト 〈ペガサ.Star〉》。彼こそが、デュエマ巨大数における記録を塗り替えるスターである。


ここで、デュエル・マスターズにおける最大有限パワーの検証のルールをここにて記す。

 

〜デュエマ最大有限パワーの検証ルール〜


・デッキ構築レギュレーションは検証日の殿堂レギュレーションに則り、アドバンス(GRカード、超次元カード、《禁断〜封印されしX〜》《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》《滅亡の起源 零無》の使用可能なレギュレーション)により行うこととする。

・テキスト及びパワーに「∞」、または「無限」と表記されているカードの使用禁止

・パワーの操作を行うに際し、無限回のループが可能なギミック、及び意図的な無限ループ処理の使用禁止。

《カモン・ビクトリー》《爆アド上ブレヤッホー!》などの、ゲーム中に使うカードの枚数を操作するカードの使用禁止。

・検証における特殊な条件が存在しない限り、想定される対戦相手は主に挙動を起こさないプレイヤーである。

 

では、今より検証するとしよう。

 

■検証


カードリストは以下の通りとなる。

 

 

また、手順はこうだ。

⓪.《起源神 レプトン》《魔龍バベルギヌス》以外のクリーチャーを全てバトルゾーンに並べ、山札に《魔龍バベルギヌス》、《起源神 レプトン》、《ビックリ・イリュージョン》の順で山札を固定。

①.ターン開始時に《激天下!シャチホコカイザー》《竜のフレア・エッグ》の効果を処理。山札の上から《魔龍 バベルギヌス》を出し、《竜のフレアエッグ》を自壊。
《魔龍バベルギヌス》の効果を処理。《不敗のダイハード・リュウセイ》を破壊してリアニメイト
《激天下!シャチホコカイザー》の効果を処理し、《竜のフレア・エッグ》を蘇生。

②.ドローフェイズに《起源神 エレクトロン》の効果を処理、2枚を引き、《ビックリ・イリュージョン》を捨てる。この時《龍装艦 チェンジザ》4体分の効果を処理。《ビックリ・イリュージョン》を4回唱え、種族は「ダイナモ」、「ジョーカーズ」、「ティラノ・ドレイク」、「ゴッド・ノヴァOMG」を宣言。

③.《力持ちのジェロン》ダイナモの効果を、先に《真実の皇帝 アドレナリン・マックス》《伝説の決闘者》に付与。

④.次に、ダイナモ効果を《爆竜凰 ドラギリアス》《名も無き神人類》《アアルカイト <ペガサ.Star>》《聖霊王イカズチ》《偽りの名 ゾルゲ》を優先的にダイナモを付与しながらクリーチャー全てに最大数でダイナモを分け合う。

⑤.最後のダイナモ能力でタップする際に《グリージー・ファブノーレ》の能力で《起源神 レプトン》を出し、その時に「中央G・リンク360」を持っている各クリーチャーの効果を処理。各クリーチャーはそれぞれ《起源神 ニュートロン》《神核 アトム》を宣言し、リンクして剥がす。という挙動を繰り返し、ダイナモで付与したテキストをさらに増やす。

⑥.任意のクリーチャーで攻撃し、《アアルカイト <ペガサ.Star>》の攻撃時効果を解決し、《聖霊イカズチ》と《偽りの名 ゾルゲ》の効果を誘発。バトルによってダイナモを誘発しながらアンタップし、パワーを増やす。

⑦.《不敗のダイハード・リュウセイ》の効果でシールドを全て割り、そのままダイレクトアタック。ゲーム終了。

〜参考動画〜

youtu.be

 

 

カードリストの発案、計算もまたαrufα氏に御協力頂いた。重ねて申しますが。誠にありがとうございます。

上の画像は、そんな氏の血と涙の結晶にも等しい計算跡である。

さて
結果の数字はと言うと…。
10↑↑↑↑(10^10^71)


……は?

一目見ても、どれくらい大きいのか見当がつかない。

全面協力していただいたαrufα氏も「正直、どうやってわかりやすく伝えたらいいか分からない。」とこればかりは匙を投げてしまった。まあそれだけデカいということである。(投げやり)

一応説明しておくと、この上矢印(↑)は「クヌースの矢印表記」と言い、累乗の右上のやつをもっと便利に表記出来るやつであり、↑の数が増えれば増えるほどその威力は増す。
(3↑3=3の3乗=27
3↑↑3=3↑3↑3=3の27乗=7625597484987と言った具合である)

しかしこれだけ説明しても読者にとってはその大きさは分かりづらいだろう。
とりあえず、背景ストーリーにおいて約378億体いるドキンダムは余裕で消し飛ばせる。

そして、チーム零のクソデカ・名前クリーチャーである《無量大数 グーゴルプレックス》君を参照すると
グーゴルプレックスの元ネタであるグーゴル数である、10の10の100乗乗
これを上のように矢印表記に直すと
10↑10↑100

これを計算しようとしても、αruf氏から「さすがに話にならん(ほどグーゴルプレックス君が小さい)(意訳)」と言われたので
まあ、こんくらいこr…ぽよせる*1だろうということで

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だいたい5000兆体ぽよせる。 すごいね(小並感)

詳細は後に話す故に省略するが、今回の最大パワーを爆発させたその中心には紛れもなく《アアルカイト 〈ペガサ.Star〉》が存在し、彼がもし収録されなかったなら、新たなる発見もなかったであろう。

 

■終わりに

 

まず一つ余談を。
実はこの記事を書くにあたり、デュエマの最大有限パワーを検証するのにはなぜこういったカードリストなのか、どう言った仕組みでパワーが増えていくのかというのを事細かに説明したかったのである。我々にはそれを書くためのちゃんとした根拠があるのだが、今回に関してはそれを書く余白がない。
という訳で申し訳ありません。この記事、二部構成となります。 種明かし編を用意してありますので、そちらをご覧ください。

 

閑話休題
いかがだっただろうか。
デュエル・マスターズの可能性は無限大であり、その広大なるカードリストを上手に組み合わせることが出来れば、このゲームはよく言えば未知の挙動を目の当たりにすることが容易であり、悪くいえばバグりやすいということだ。

多少形は違えども、この記事によって、デュエマの可能性に魅了されれば、筆者にとってこれ以上の幸いはない。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

編集捕捉:次回はこちらからご覧いただけます!!!!!

 

jiraibu-log.hatenablog.com

 

 

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