地雷部-Log

地雷部(@jira1bu_777)ブログ班による部の活動記録です!

#地雷部Log Vol.9 剛撃!! ノメノンGo Fight!! ~種族デッキのすゝめ~(末法)

 

■今回の狙い

毎弾、収録デッキや拡張パック問わず色~んなカードがぶっ飛びパワーで収録され、現在進行形で相も変わらず面白いカードが量産され続けている王来編。


過去のクリーチャーをモチーフにしたクリーチャーが出るとなると、もちろん、過去に登場した種族のフィーチャーもある程度されるということでもあり、種族の括りで遊べる幅が広がる、ということでもある。

今回はそういった、種族をテーマにしたデッキ構築のすゝめという形で、とあるデッキを紹介しようと思う。

何せ、今回紹介するデッキもまた、このカードによって幅が広がったと言わざるを得ないからだ。

          

《Disノメノン》。「禁時王の凶来」という少し今更感のあるパックからではあるが、
そこは大目に見ていただきたい。


■前置の超人

まず、《Disノメノン》の効果をおさらいしておこう。

《Disノメノン》
水/火/自然 コスト3 パワー5000
ジャイアント・インセクト/ディスタス
■スピードアタッカー
■マッハファイター
■ジャストダイバー
■このクリーチャーがバトルに勝った時、山札上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。

SA、MFにJDという、なかなかにやばい化学反応を起こしかねない組み合わせ。
混ぜるな危険とは正にこの事だ。

東に病気のテスタロッサがいれば、行って看病(バトル)してやり、
西に丸腰の母あれば、行ってダイレクトアタックを決めてやり、
南にリソースが乏しいプレイヤーがいれば、行ってマナ加速か1ドローをし、
北に除去呪文があれば、意味が無いからやめろと言い、
選ばれもせず、攻撃もされず、

そういう者に私はなりたいと羨むほど、雨にも風にも負けないグッドスタッフな子である。決してみんなに木偶の坊とか呼ばれたりはしない。


そんなようやっとる・クリーチャーな《Disノメノン》であるが、今回は種族のジャイアント・インセクトという点に注目する。

そう、この子よく見なくてもジャイアントなのだ。

ジャイアントであれば、あのカードがチラつく読者もいるだろう。

          

《剛撃戦攻 ドルゲーザ》である。

ジャイアントを並べれば並べるほど自身を召喚しやすくなる《ドルゲーザ》にとって、ジャストダイバー付きで場持ちが優秀な《ノメノン》は非常に相性がいい。

《Disノメノン》だけではなく、「王星伝説超動」で収録された脅威の1マナのメタカード、《とこしえの超人》により、さらにジャイアントを並べやすくなった。

これはもうジャイアントデッキを作るしかない。

しかし、筆者は少し懸念が頭によぎった。
「さすがに火を入れてしまうと守りが薄くなって死ぬのでは?従来のシノビを入れてがっしり後ろに構えた方が安定してフィニッシュできるのではないか…?」

ちょちょいと《ノメノン》を入れるだけだって…
自分は健全なDMPのために記事を書いている人間である。そう簡単に半端なデッキを作ることは許されない。

それでも、筆者の心の中の脳筋の超人が、こう言ったのである。

「『火文明』を入れます。」

だから気に入った。とこれまた心の中で唸り、決心した筆者はデッキ構築へと赴いたのだった。


■構築の超人

今回のデッキ構築のテーマはズバリ、「ジャイアント」。
先述の《剛撃戦攻 ドルゲーザ》で大量のアドバンテージを得るデッキである。
もちろんフィニッシャーは《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》
タダで出せてすぐ殴れる17000の3打点。打点を詰めるには申し分ないクリーチャーである。

上の2種類のクリーチャーを採用するが故に、水と自然の2色は必須になる。
そこに《Disノメノン》を入れるわけなので、最低でも水火自然の3色での構築が要求されてくる。

闇や光をサブで入れるという手もありなのだが、色事故を防ぐためというのと、珍しい色の組み合わせでの純正ジャイアントデッキということで、今回はシータカラーでの構築という形で方針が決まった。

シータで、ジャイアント、となるとまず欲しいのが火のカードである。
ジャイアントといえば自然のクリーチャー。火文明のジャイアントなんざ非常に希少である。 そう簡単に都合がいいカードなんて……

         

あった。《鯛焼の超人》

しかも効果が出た時にマナをアンタップするというもの。マナを捻ってお行儀よく召喚していくこのデッキとは実に相性がいい。

あとは《激龍剛撃 ドン・ドドフェル》《焼菓子の超人》がいる訳だが、リソースを増やせる前者を採用して、火のジャイアント枠は固まった。

 

■欠点の超人

 

そして、次に殴るデッキの最大の難所、「相手の受け問題」に取り組む。

昨今のデュエルマスターズにおいて、こっちが殴れば相手がトリガーやら《獅子王の紋章》やらでポンポンクリーチャーを出すというのはザラに起きており、もはやタダの1点はむしろ相手に塩を送っていると言わざるを得ない状況になりつつある。

そんな中、殴るデッキとコンセプトを決定づけた筆者が、この問題に対して出した答えは


受けを潰すという事である。

そりゃそ~だもん。

一昔前だって単騎ラフルルすれば勝てたしそもそもデュエル・マスターズはVANナイン大王というコンボを決めれば、対面をただ椅子に座ってるだけの一般人に零落させることだってできる。
悲しき哉、そんなカードゲームなのである。

というわけで《単騎連射 マグナム》《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》といった、水、火などを含むトリガーメタクリーチャーを搭載。

あとは足回りを、実践を重ねる毎にデッキと相談しながら採用したり抜いたりを繰り返して、完成である。

■紹介の超人

という訳で、出来上がったのがこちらである。

     

戦略としては
《とこしえの超人》と《デスマッチ・ビートル》で足止め。
《西南の超人》を着地させて準備を整える。もしくは《Disノメノン》で半端なウィニーを蹴散らしてリソースを稼ぐ。
《剛撃戦攻 ドルゲーザ》でリソースを回復。余ったマナで《鯛焼の超人》を出し、
《ドルゲユキムラ》、《単騎連射 マグナム》、《「本日のラッキーナンバー!」》で蓋をして〆。

と言った形になる。

では、ざっくりした採用カード解説をば

《とこしえの超人》《デスマッチ・ビートル》
メタ枠兼初動。序盤に両方立てておけばそうそう相手の展開を許すことはないだろう。

《西南の超人》《西南の超人/断断打つべしナウ》
コッコ・ルピア。序盤は初動で出した上のメタクリ達を、終盤はフィニッシャー達を守れるというのも中々に優秀。

《電脳鎧冑 アナリス》、《Disノメノン》
名誉ジャイアント枠。どちらもリソースを稼げる点でうま味であり、《アナリス》の自壊効果は任意であるため、バトルゾーンに十分なジャイアントがいれば、こいつを残して上に《ドルゲユキムラ》を乗せるとちょっとオシャレだったりする。

《鯛焼の超人》、《激龍剛撃 ドン・ドドフェル》
火文明確保枠。 特に《鯛焼の超人》に関しては、コンパクトな《ボルバルザーク・エクス》なので実質的に0マナのジャイアント。《西南の超人》がいる状況では支払ったマナにお釣りが来るシステム。
《激龍剛撃 ドン・ドドフェル》は余った枠、つまり自由枠であるので、《焼菓子の超人》や、いっそ《希望のジョー星》などを採用して、色の束縛から抜けるのもありだろう。(ただし、《ドルゲーザ》は2コストまでしか下がらない為注意である。)

《剛撃戦攻 ドルゲーザ》、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》
このデッキのコンセプト。こいつらを出して殴る。以上。
《ドルゲユキムラ》と《鯛焼の超人》はシナジーがあり、《ドルゲユキムラ》でタップインさせたマナを《鯛焼の超人》でアンタップさせられる。これで後述の《単騎連射 マグナム》や《「本日のラッキーナンバー!」》を唱えられる。

《単騎連射 マグナム》、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
オサレ枠。どちらも殿堂とは言え、《鯛焼の超人》などで安心してマナに置くことが出来る。

        

                        i   llust.でゅえみと

「大事な殿堂カードがハンデスされちゃったザーディ~(泣)」と、うっかり戦略をくじかれてしまった龍風混成君もこれで大満足だろう。

このように、従来のジャイアントデッキとは一線を画すことができ、独自性が出来たシータジャイアント。

トリーヴァではその充実した盤面を《Dの牢閣 メメント守神宮》で蓋をする絶対防御。

アナではコストの高い《ドルゲユキムラ》をフシギバースのの餌にし、《大樹王 ギガンディダノス》《ブラキオ龍樹》などで相手に何もさせない絶対制圧。

では火が入り、シータになるとどうなるか?
《鯛焼の超人》でジャイアントカウントを進めてビートジョッキーばりの展開力を見せ、最後に《単騎連射 マグナム》と選ばれないSA、《Disノメノン》で相手を豪快に、確実に吹き飛ばす絶対攻撃となる。


理由は平易、論理は単純。
左手にユキムラ、右手にノメノン。
2体いれば2倍しばける。つまり最強という訳だ。

どうか筆者の理論の正当性を、今これを読んでいるDMP自身がこのデッキを使って確かめてみて頂きたい。

■終の怒流牙 ドルゲアトガキ

如何だっただろうか。《Disノメノン》が世に出たことで、色基盤が安定し、比較的簡単にジャイアントデッキを組むことが出来た。

《Disノメノン》だけではなく例えばディスタスやレクスターズなどで強いゴーストが出てきているので、《拷問の影カワハギ・ジャケット》でササゲールを使い終わったゴースト・ディスタスを再利用したり

《「正義星帝」〈鬼羅.Star〉》の登場により、連ドラならぬ連ヒューマノイドを組んだり、

これらはあくまでほんの一部に過ぎない。
是非とも、この記事に触れて種族デッキを組んでくれたら幸いである。

それでは、また今度。

 


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