地雷部-Log

地雷部(@jira1bu_777)ブログ班による部の活動記録です!

#地雷部Log Vol.13 自由への旅路を紐解いて・その4〜渦巻く嵐の中を行く〜

どうもShinです!ついにシリーズも4回目。最後まで気を引き締めて駆け抜けていこうと思います!
今回は激動の超天編に生まれた、流れる水の力を手にしたジョーカーズ達について。
前回までの彼らの軌跡はこちらからどうぞ!

1.運命を変える嵐の力!「Jトルネード」!

《BAKUOON・ミッツァイル》時代となったデュエル・マスターズ。前回紹介した『赤緑ジョーカーズミッツァイル』は始まりに過ぎず、数々の『ミッツァイル』デッキがその殿堂入りまで駆け抜けていくこととなります。
中でも水ジョーカーズの精鋭、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》、無法地帯となったデュエル・マスターズのルールを再定義した《全能ゼンノー》らによって『シータ(青赤緑)ミッツァイル』が成立していきます。
          
         
通常弾第3弾「零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」と特殊パック「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」収録の強力な面々を凝縮し、脇を固める強力なGR召喚効果持ちでまとめたデッキ。《ダダダチッコ・ダッチー》から踏み倒せる圏内に《エモG》がいたり、《スゴ腕プロジューサー》が《マリゴルドⅢ》から呼び出せたりとGRゾーンを中心にあらゆるリソースが渦を巻くように連携していくデッキでした。
 
そんな荒れ狂う環境の最中、ジョーカーズ達は新たなる能力「Jトルネード」を獲得していきます。
「Jトルネード」は攻撃時手札にジョーカーズを戻すことでさまざまな効果を発揮します。
盤面を増やすGR召喚との相性が良く、さらには新たに離れた時に発動する能力やG・0を持ったクリーチャーも合わせて登場し、これまでの能力以上に攻撃的な能力という印象が強いですね。
中でもGRクリーチャーの持つ「Jトルネード」は強力なものが多く、《ミッツァイル》《MANGANO-CASTLE‼》のようなスピードアタッカーを付与するGR召喚カードと組み合わせられていました。
 
『シータ(青赤緑)ミッツァイル』は光のトリガーを採用する形が流行った後、ジョーカーズを基盤とした構築が主流になり、そのまま『シータ(青赤緑)バーンメア』に繋がる系譜へと発展していきます。
        
        
前回も取り上げた《ジョラゴン・オーバーロード》やトリガーブロッカーのクリーチャー面とGR召喚呪文を合わせた《バリスイトーヨー/水筒の術》などが『ガチヤバ4!無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR』で追加され、メインデッキはより磐石に。さらには《無限合体ダンダルダBB》という強力な1枚を手にしたことで、「《”魔神轟怒”万軍投》から展開したGRクリーチャーでリソースを得ながらそれを《ミッツァイル》で破壊して出し直し、《ダンダルダ》などから《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》でトリガーを封じながら勝つ」、というデッキとしての大きな動きが確立しました。その他の部分を全てメインの動きのサポートに回せるようにした構築は今見ても圧巻の一言です。
《ミッツァイル》、《「本日のラッキーナンバー!」》、《万軍投》の3枚は《夢のジョー星》と共に、次に取り上げる強力なデッキでも猛威を振るうこととなります。
 
 

2.環境を荒らし回る轟く爆音!『赤青ジョーカーズミッツァイル』!

       
       
《ザババン・ジョーカーズ》《メラメラ・ジョーカーズ》によって《万軍投》を軽減して前述の『シータ』以上の速度での展開を可能にし、そうして得たリソースを全て《ジョー星》のコストとして利用。その後に《ミッツァイル》をキャストし、《ジェイ-SHOCKER》《「本日のラッキーナンバー!」》でトリガーを牽制して勝つ。『赤青ジョーカーズミッツァイル』はその圧倒的なポテンシャルを活かし、特にこの時期の2ブロックを席巻しました。
《夢のジョー星》は登場当初こそこのカードでアドバンテージを得られる展開力がジョーカーズになかったものの、GR召喚によって強さが激変した1枚。GR召喚によってノーコストで使用の為の盤面を整えることができ、実質的な3ドローに加え、《ミッツァイル》召喚のための火1マナを産むという芸当もできました。《ミッツァイル》でコストにしたGRジョーカーズ達を出し直すことでアンタップして再度詠唱、というプレイもできたりとこのデッキにおける速度の中核を担っていたカードでした。
 
         
                               
これは呪文を唱える回数が《次元の嵐スコーラー》のG・0を満たせるので採用された型。展開力が《ジョジョジョ・マキシマム》のG・0を満たせる点にも注目ですね。
ほかにも《オケ狭間 寛兵衛》によって自身で2枚ジョーカーズを並べながらブロッカーを用意できたり…と小回りの効くデッキだった印象です。
         
         
対ミラー用チューンも発掘。《Wave All ウェイボール》と《万軍投》で《ジョー星》を即座に唱えられるようにし、《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》での除去なども組み合わせてより速く、よりテクニカルな型でした。
 
そんなミッツァイルも年が明け2020年1月1日に殿堂入り。環境面で言えば『4Cドッカンデイヤー』に《プロジューサー》が潤滑油兼ループパーツとして採用されたり、『バーンメア』が台頭したりとまだまだ話題の尽きないジョーカーズ。ですがこれ以降は私よりも詳しい方にお譲りして、水ジョーカーズのマスターカードについて語ることと致しましょう。
 

3.ターンの終わりが嵐の始まり!

《ジョリー・ザ・ジョルネード》。水ジョーカーズのマスターカードにして、相手ターン終了時に10コストになるようにジョーカーズをバウンスすることで踏み倒すことができます。「バトルゾーンに出す」テキストも当時流行の踏み倒しメタは「相手のターン中」であることが多くくぐり抜けることができ、アンブロッカブルを付与しながらGR召喚を3回行うまさに嵐を呼ぶ男
当然最初に組み合わせるのは《ジョット・ガン・ジョラゴン》
       
       
 
遂に《ヤッタレマン》を抜いたジョラゴンが可能になってしまいました。《ジョラゴン》を狙いに行く過程でついでに「マスターJトルネード」を狙いに行くこともでき、《プロジューサー》で盤面を減らさずに《ジョラゴン》を展開できる他、《ゴッド・ガヨンダム》《The ジョラゴン・ガンマスター》でディスカードしながら攻められるのも注目ですね。
         
                                 
《ジョルネード》も《ソーナンデス》圏内なのでそれを中心とした展開を目指して組んだデッキ。
《バンオク・ロック》はGR召喚しつつ4マナのブーストとなり、GRの展開量次第では一気に高打点になる器用な1枚。
GR召喚と《ミッツァイル》の相性がいいならば然り、類似する軽減効果を持つ《ジョラゴン》も強化され続けるという訳ですね。
そんなジョラゴンも本能を解き放ち、ドラゴンを超えたドラゴンへと進化します。
 
         
         
 
《The ジョギラゴン・アバレガン》。自身のマスター・ドラゴン種族とシールド1枚を自ら割る効果によってアタックチャンスで唱えられ、墓地ではなくシールドに重ねるので回収可能な《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を用いての連続攻撃が持ち味でした。
自らブレイクする効果とGR最大のコストである6コストを持つ点から《革命類侵略目パラスキング》とも相性がよかったり、《星龍の記憶》《オールデリート》《煌銀河最終形態 ギラングレイル》などで豪快なフィニッシュをする型も誕生しました。
物語ではこの《アバレガン》を制御する竜騎士としてあの男が虹色の力を手にするのですが、それについては次回、最終章で触れることにしたいと思います。
 

4.嵐の後には虹がかかる

こうして火・自然・水のジョーカーズを全て振り返ることができました。本当にここまで長かった……
なぜか水文明に関しては1枚のビートジョッキーについて振り返っていたような気がしますが、流石に基盤の大部分はジョーカーズだったので触れようとしたら記事をほぼ乗っ取られてしまいました…恐るべし《ミッツァイル》。
さてそんなこんなで、単色のジョーカーズ達の物語を全て辿ることができました。改めて振り返ることで「自分がどういう思考でデッキを組んできたのか」「環境がどう推移し、その度にどういう意図でデッキが生まれてきたのか」という記録が残っていて嬉しいな、というのが率直な感想です。登場してからずっと第一線を走り続けている彼らに今まで以上の敬意と、ますますの親愛を注ぎながら記事を書き続けてきました。
 
しかしまだまだここで終わらないのがジョーカーズ。歴史という物は今この瞬間も紡がれています。
新たに虹の力、多色の力を手にしたジョーカーズ。英雄の魂と共鳴し、歴史の光と闇を見たジョーカーズ。
そのキャンバスがまた白紙に戻り、ゼロからスタートする時に物語はどうなるのでしょうか。
それでは次回、いよいよ今まさに最前線を駆け抜けるのジョーカーズ達をまとめながら《切札ジョー&ジョラゴン −自由の物語-》のデッキを組み上げて締め括ることにしたいと思います。
最後までどうか、お付き合い頂ければと思います。
それでは次回「自由への旅路を紐解いて・Final」でお会いしましょう。
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